ITRON Newsletter No.17 (HTML Edition)

(社)トロン協会　ITRON専門委員会
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ITRON関連書籍の一覧

1995年10月1日時点で、ITRON専門委員会が編集し、発行されているITRON関連 の書籍は別表の通りです。ITRON・μITRON標準ハンドブックは、μITRON (Ver 2.0)と ITRON2 の仕様書を1冊にまとめたものです。ご希望の方は、各発売元 にお問い合わせ下さい。

μITRON3.0仕様の最新バージョンは、Ver 3.02.00 です。μITRON3.0標準ハン ドブック (Ver 3.00.00) からの改訂点は、ITRONニュースレター No.5 および No.11、 または ITRON標準ガイドブック2 に掲載されています。

ITRON標準ガイドブック2は、μITRON3.0仕様をメインのターゲットとして 作成されています。ITRON標準ガイドブック'92-'93 は、タイトルの1992〜93 年という期間を過ぎていますが、μITRON仕様(Ver 2.0) や ITRON2仕様を 使われている場合には、現在でも有効に活用できます。

ITRON関連書籍一覧
書籍名 分類 価格 発売元 発行年 ISBN番号
ITRON・μITRON標準ハンドブック 和文仕様書 4,800円 パーソナルメディア 1990 ISBN4-89362-079-7
μITRON3.0標準ハンドブック 和文仕様書 4,000円 パーソナルメディア 1993 ISBN4-89362-106-8
ITRON/FILE標準ハンドブック 和文仕様書 3,000円 パーソナルメディア 1992 ISBN4-89362-092-4
ITRON標準ガイドブック'92-'93 和文参考書 3,500円 パーソナルメディア 1992 ISBN4-89362-197-6
ITRON標準ガイドブック2 和文参考書 3,500円 パーソナルメディア 1994 ISBN4-89362-133-5
μITRON Specification Ver 2.01.00.00 英文仕様書 12,000円 トロン協会 1989 −
ITRON2 Specification Ver 2.02.00.10 英文仕様書 15,000円 トロン協会 1990 −
μITRON3.0 Specification Ver 3.02.00 英文仕様書 − トロン協会 1994 −
※ 価格には消費税を含みません。
※ トロン協会発売の書籍には、トロン協会会員向け価格が設定されています。
※ 英文仕様書は、ここから取得できます。

TRONプロジェクト国際シンポジウム案内

11月30日, 12月1日の両日に開催される TRONプロジェクト国際シンポジウムに おいて、ITRON に関連する論文発表が 3件予定されています。著者と論文タイ トルの一覧を下に示します。

  1. "Real-Time Software Development System RTiplus"
    N. Iga, N. Ohashi, Y. Nakamoto, and H. Monden
  2. "Hardware Implementation of a Real-time Operating System"
    T. Nakano, A. Utama, M. Itabashi, A. Shiomi, and M. Imai
  3. "Improving Design Dependability Based on the TRON Loose Standardization Approach"
    A. Watanabe and K. Sakamura
これらの論文は、30日の 16:15〜17:45 に予定されている ITRON と CHIP に 関するセッションで発表されます。TRONプロジェクト国際シンポジウムの詳細 については、(社)トロン協会までお問い合わせ下さい。多数のご参加をお待ち しています。

また、同じ週の 11月28, 29日 の両日に開催される TRONSHOW'95 においては、 組込用リアルタイムOS展の開催が予定されています。こちらにもぜひご参加下 さい。

Embedded Systems Conference 報告

ITRONニュースレターNo.15 でもお知らせし ました通り、トロン協会 ITRON専門委員会では、今年の 9月12日〜15日に米国 カリフォルニア州 San Jose の San Jose Convention Center で開催された Embedded Systems Conference (ESC) において、ITRON仕様に関しての紹介を 行うプレゼンテーションを行うと同時に、展示会においてブースを出展し ITRON仕様ならびに TRONプロジェクトに関する紹介を行いました。

ITRON仕様に関するプレゼンテーションは、12日のフリーテクニカルセッショ ンにおいて、"Standard Real-Time Operating System Specification in Japan for Consumer Applications" と題して行いました。講演者は、TRONプ ロジェクトに関わりの深い仕事をされている Henry Neugass 氏にお願いしま した。プレゼンテーションの内容は、ESC で ITRON について紹介するのは始 めてということで、詳しい技術的な紹介は避け、ITRON仕様に対する要求事項 や設計ポリシー、日本における利用状況など、ITRON仕様の位置付けを中心に 説明しました。

展示会のトロン協会のブースでは、 TRON の各サブプロジェクトを紹介するパ ネルと、ITRON仕様について紹介したパネルを使い、仕様書を始めとする各種 の資料の展示を行いました。また、今回の展示会のために、μITRON3.0 の英 文仕様書を HTML (WWW のページを記述するための言語) に直したもの作成し、 パソコンを使って読めるようにしました。

この件に関する詳細は、TRONWARE vol.36 に井上隆夫氏 (トロン協会) によ る報告記事が、TRON PROJECT BIMONTHLY No.41 に高田広章氏 (東京大学) に よる報告記事が掲載されていますので、そちらを参照下さると幸いです。

※ このニュースレターは、TRONWARE vol.36 および TRON PROJECT BIMONTHLY No.41 に掲載されたものを、WWW で公開するために再編集したもの です。

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