用語集
研究紹介で使う用語の説明
本サイトの研究紹介に出てくる専門用語を、分野ごとにまとめました。 初めて学ぶ人向けのかんたんな説明なので、正確な定義は教科書や規格を参照してください。
分野
基礎
- 組込みシステム
自動車や家電、産業機器などの内部に組み込まれ、その機器の制御を担うコンピュータシステム。身の回りのコンピュータの多くは、PC やスマートフォンではなく組込みシステムです。
- ディペンダビリティ(総合信頼性)
安全性、信頼性、可用性、セキュリティなどを総合した性質。システムを一生を通じて安心して使い続けられることを指します。英語では dependability。
- レジリエンス
一部の故障や環境の変化に対応して、機能を維持・回復する力。
分野
組込みシステムとリアルタイム性
- リアルタイム性
処理の速さではなく、決められた時間内に処理を確実に終える性質。ふだんは速くても、まれに間に合わないブレーキ制御はリアルタイムとはいえません。
- RTOS(リアルタイム OS)
リアルタイム性が求められるシステム向けの基本ソフトウェア。処理の優先度や時間を細かく管理できます。
- スケジューリング
複数の処理に CPU などの計算資源を割り当てる順番や時間を決める仕組み。
- ミクスドクリティカリティ
重要度(クリティカリティ)の異なる複数の機能を1台の計算機に安全に同居させ、重要でない機能の不具合が重要な機能に影響しないようにする考え方。
- ソフトウェア定義車両(SDV)
出荷後もソフトウェアの更新によって機能を追加・変更できる自動車。
分野
セキュリティと検証
- ファジング
プログラムに自動生成した入力を大量に与えて、不具合や脆弱性を見つけるテスト手法。
- 形式手法
テストだけに頼らず、数学的なモデルに基づいてシステムやプログラムの性質を厳密に検証する手法の総称。
- 保証ケース(アシュアランスケース)
システムが安全・セキュアであることの根拠を、証拠に基づく構造化された議論として示す文書。
- CAN(Controller Area Network)
車内の電子制御ユニット(ECU)どうしを結ぶ代表的な車載ネットワーク規格。
分野
IoT と Web3
- IoT(Internet of Things)
家電やセンサー、産業機器などがネットワークにつながり、サービスや機器どうしでデータをやり取りする仕組み。
- ブロックチェーン
記録を多数の参加者で分散して保持することで、特定の管理者に頼らずに改ざんを難しくする技術。
- スマートコントラクト
ブロックチェーン上に置かれ、あらかじめ定めた条件に従って自動的に実行されるプログラム。
- Web3
ブロックチェーンやスマートコントラクトを活用し、特定の管理者に依存せずに運営される分散型サービスの総称。
- ゼロ知識証明
データの中身を明かさずに、その内容が正しいことだけを証明する暗号技術。
分野
System of Systems とサービス
- System of Systems(SoS)
それぞれ独立に所有・運営される複数のシステムが連携して、単独では実現できない目的を果たす仕組み。
- MaaS(Mobility as a Service)
電車・バス・ライドシェアなど複数の交通手段を組み合わせて、ひとつのサービスとして提供する移動サービス。
- デジタルツイン
現実のシステムや環境を仮想空間上に再現した複製。挙動のシミュレーションや検証に使います。