信頼して使えるシステムを支える研究

組込みシステム、つながる機器、社会を支える大きなサービスを対象に、安全性、 セキュリティ、安定運用をどう説明し、どう改善するかを研究しています。

高信頼性、セキュリティ、レジリエンス
単体の組込み機器から System of Systems まで

研究概要

自動車、鉄道、航空機、家電などの中には、目に見えないコンピュータがたくさん入っています。私は、そうした仕組みを安全に、信頼して使えるようにする研究をしています。

対象は、OS やスケジューリングのような基礎的なソフトウェアから、テスト、ファジング、セキュリティ分析まで幅広く、実際の製品やサービスにつながる研究を目指しています。

いま大切になっていること

昔の組込みシステムは、比較的それだけで完結して動くものが多くありました。ところが今は、ネットワークやクラウドにつながることで、全体の動きがずっと複雑になっています。

そのため、1台の機器だけを見るのではなく、たくさんの機器やサービスが関わる大きな仕組み全体を考える必要があります。

現在の主なテーマ

現在は、モビリティ向けの高信頼プラットフォーム、IoT サービスのセキュリティ、ソフトウェア定義車両、ファジング、MaaS などの大きなサービスの安定運用を主なテーマとしています。

設計した時点だけでなく、実際に運用され、変化していく過程まで見すえて考えることを大切にしています。

研究の見方

1つは、中身がよく分かっている組込みシステムを対象に、性能や品質を段階的に保証していく見方です。こちらでは、システムソフトウェアやテスト技術のような、土台となる技術を深く掘り下げます。

もう1つは、未知の部分や継続的に変化する部分を含む大きな仕組みを対象にする見方です。そこでは、人とシステムの関わりも含めて分析し、完全には見通せない状況でも、できるだけよい状態を保つ方法を考えます。

主な研究テーマ

01 高性能組込みリアルタイムシステムのリアルタイム性確保

高性能組込みリアルタイムシステムのリアルタイム性確保

複数のアプリケーションが1つの計算機上で動くときでも、処理の遅れや干渉を抑え、安全に動かし続けるための方法を研究しています。

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02 IoTxWeb3: IoT機器のライフサイクル管理とデータ流通

IoTxWeb3: IoT機器のライフサイクル管理とデータ流通

IoT 機器とブロックチェーン、スマートコントラクトを組み合わせて、機器の利用許可やデータ共有を分かりやすく管理する仕組みを研究しています。

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03 システムオブシステムズのモデリングと総合信頼性

システムオブシステムズのモデリングと総合信頼性

多くのシステムや人が関わる大きな社会技術システムを対象に、安全性、セキュリティ、レジリエンスをどう維持し、どう説明するかを研究しています。

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研究キーワード

  • 自動車制御システム向けソフトウェアプラットフォーム
  • リアルタイムアプリケーション統合のための階層型スケジューリングアルゴリズムと RTOS
  • 組込みリアルタイムアプリケーション向けスケジューリングシミュレータ
  • 組込みシステムの安全性・セキュリティ分析
  • ブロックチェーンを活用した IoT 管理システム(IoTx Web3)
  • System of Systems とレジリエンス

関連プロジェクト・ツール・外部リンク

旧サイトに掲載していたその他の内容

  • 自動車制御システム向けソフトウェアプラットフォームと AUTOSAR Adaptive Platform 関連の活動
  • TOPPERS/ASP、DUOS、時間保護 RTOS などの組込みリアルタイム OS
  • GR-PEACH、EV3RT、SPIKE-RT など教育・IoT 向けソフトウェアプラットフォーム
  • schesim、コンテナ低レベルランタイム評価ツール、OMNeT++ 用 CAN シミュレーションモデルなどのツール群
  • IoT 機器向け DoS 攻撃可視化ツールなどの組込みセキュリティ関連開発

ソフトウェアプラットフォーム・ツール